Igniform よくある質問
導入・ライセンス・データ入出力・造形性チェックなど、よくいただくご質問をまとめました。 解決しない場合は support@fabriai.co.jp、 または お問い合わせフォーム までご連絡ください。
A. 購入前・動作環境
Igniformで何ができますか? CADの知識は必要ですか?
現場の作業者がCADの知識なしで治具(固定具・位置決め具など)を設計し、3Dプリント用データにできるソフトです。CADソフトの習得は不要です。
インターネット接続は必要ですか? オフラインで使えますか?
いいえ。インターネット接続は不要で、完全にオフラインで使えます。
ライセンスの認証もPC内で完結し、外部サーバへの問い合わせやアクティベーション通信はありません。設計データの社外送信や、自動更新のための通信もありません。
唯一、画面表示フォントの装飾だけを外部(Google Fonts)から取得しますが、これは任意です。オフライン環境ではPC内のフォントに自動的に切り替わり、機能はそのままお使いいただけます。社内ネットワークが外部から遮断された環境でも、全機能をご利用いただけます。
設計データや社内情報が社外に送信されることはありますか?
いいえ。設計データ・操作内容・利用統計などが社外へ送信されることは一切ありません。
Igniformには利用解析(テレメトリ)・自動更新・サーバへの問い合わせ機能を組み込んでいません。ライセンス認証もPC内のローカル署名検証で完結します。
技術的な補足として、製品から外部へ出る通信は「画面フォントの取得(Google Fonts)」のみで、ここに設計データ等は一切含まれません。この通信もオフライン環境では発生しません。閉域網・インターネット非接続環境でも安全にご利用いただけます。
動作環境(OS・スペック)は?
- Windows: 64bit版 Windows 10 / 11。インストールに管理者権限は不要(ユーザー単位インストール)。
- macOS: macOS 11 (Big Sur) 以降。Intel・Apple Silicon 両対応。
詳しい必要要件は動作環境(推奨/最低スペック)をご確認ください。
1つのライセンスで何台のPCに使えますか?
1ライセンス=1台のPCに紐付きます。別のPCで使うには追加のライセンスが必要です。
B. ダウンロード・インストール
インストーラはどこから入手しますか?
配布元(販売代理店)または公式サイトのダウンロードページから入手できます。
起動・インストール時にSmartScreen / Gatekeeperの警告が出ます。
現在は署名審査中のため、Windows SmartScreenやmacOS Gatekeeperの警告が表示される場合があります。OS別の許可手順に従えばご利用いただけます。 インストーラはダウンロードページから入手できます。
C. ライセンス
ライセンスの登録方法は?
起動直後のライセンス画面で、受け取ったライセンスファイルをドラッグ&ドロップ(または、キーを貼り付け)して登録します。
PC ID(マシンID)はどこで確認できますか?
ライセンス画面と期限のお知らせに「PC ID」が表示され、コピーボタンで取得できます。発行申請の際にこのPC IDをお知らせください。
「このライセンスはこのPC用ではありません」と表示されます。
別のPC向けに発行されたライセンスです。このPCのPC IDを担当者へお伝えのうえ、再発行を受けてください。
「ライセンスが正しくありません」「データが破損しています」と表示されます。
ライセンスの形式が正しくないか、設定ファイルが破損しています。正しいライセンスを受け取り、登録し直してください。解消しない場合はサポートへご連絡ください。
ライセンスを登録できない・登録に失敗します。
入力内容に誤りがあるか、空欄の可能性があります(前後の空白は自動で除去されます)。表示されるメッセージを確認し、もう一度登録してください。
有効期限はどこで確認できますか? 更新は?
有効期限はライセンス画面で確認できます。期限の30日・14日・7日前にお知らせが表示されます。更新は、新しいライセンスを受け取って登録します。
期限が切れたら使えなくなりますか? 作ったデータは消えますか?
期限が切れると、起動時にライセンス画面が表示され、更新ライセンスを登録するまでアプリを開けません。
保存済みのプロジェクトデータ(治具のファイル)は削除されず、そのまま残ります。 更新ライセンスを登録すれば、これまでのデータをそのままお使いいただけます。
D. 基本操作
「フリーフォーム編集」と「テンプレート」の違いは?
フリーフォーム編集はゼロから自由に治具を設計するモード、テンプレートは用途別のひな形に寸法などを入力して作るモードです。
E. データ入出力
対応しているファイル形式は何ですか?
取り込み: STL / STEP(.stp・.step)/ OBJ
書き出し: STL(バイナリ形式)/ STEP の2種類
3Dプリントが目的の場合は STL をおすすめします(高速・確実)。CAD編集に渡したい精密データが必要なときは STEP をお使いください。
なお、STEPファイルは取り込み時に面と面のわずかなすき間を自動的に補正してから読み込みます。
STEPの書き出しに時間がかかります。遅いのはなぜですか?
STEPはCAD編集に適した精密なデータ構造へ変換するため、STLより時間がかかります。
書き出し中は進捗が表示されます。処理は最長で約5分(300秒)まで待機し、それを超えると自動的に中断してお知らせします。
- 3Dプリントが目的であれば、STL形式の方が高速かつ確実です。
- 形状が複雑で時間がかかりすぎる場合は、「形状シンプル化」で軽量化してから書き出すと改善します。
読み込んだモデルの寸法や位置がズレて見えます。
Igniformは取り込んだモデルの位置を自動で調整します。次の点をご確認ください。
- 寸法はmmで正しく表示されます。 寸法ラベルの数値は実寸どおりです。
- 取り込み時にモデルが中心へ再配置されるため、元ファイルの配置位置(オフセット)は引き継がれません。位置がズレて見える主な原因はこれです。
- 物流トレイ(ワーク連動)テンプレートだけは実寸(mm)のまま取り込むため、同じSTLでもテンプレートによって基準が変わる場合があります。
寸法そのものが実寸と違う場合は、元のSTLがmm単位で作られているかをご確認ください。
ファイルの取り込み中に画面が固まりました。
STEPファイルの取り込みは、形状が非常に複雑だと処理に時間がかかり、一時的に応答が止まったように見えることがあります。(書き出しと異なり、取り込みには自動中断の仕組みがありません。)
- まずはしばらく完了をお待ちください。
- 長時間応答がない場合は、アプリを再起動してください。
- 同じファイルで繰り返す場合は、形状を簡略化するか、可能であれば STL形式での取り込みをお試しください。
「STEP出力できません」と表示されてエクスポートできません。
形状に致命的な問題(データの整合性・分離したパーツ・データの重なり)があると、STEP出力を停止します。STL形式で書き出してください。これらの問題は造形性チェックの自動修正で解消できます。
F. 造形性チェック
造形性チェックとは何ですか?
印刷の失敗や品質リスクを自動で点検する機能です(9項目)。結果はチェックパネルで確認できます。
「重大エラーがあります」と表示されました。印刷できませんか?
「重大」は印刷に失敗する可能性が高い問題です。STL書き出しは確認のうえ続行できますが、修正してからの印刷を推奨します(STEP書き出しは一部の重大問題で停止します)。
造形性チェックの各判定は何を意味し、どう直せばよいですか?
造形性チェックは、印刷の失敗や品質リスクを9項目で自動点検します。表示は重大度順(重大=赤 → 警告=黄 → 情報=青)です。重大(赤)はSTL書き出し時に「無視してエクスポート」で続行できますが、STEP書き出しは一部の重大問題で停止します(下表★)。
| 判定項目 | 重大度 | 何を見ているか | 直し方 |
|---|---|---|---|
| データの整合性 ★ | 重大 | メッシュの穴・重複・つぶれた面。STL書き出しで失敗しうる | 「データ整合性を修正」ボタン。解消しなければ「成型」で再成型 |
| 分離したパーツ ★ | 重大 | 本体から離れた小さな部品。印刷時に脱落しうる | 「分離パーツを削除」ボタン |
| データの重なり ★ | 重大 | 面どうしの自己交差。書き出しエラーや異常な印刷の原因 | 「データの重なりを修正」ボタン |
| プリンターのサイズ制限 | 重大 | 治具がプリンターの造形範囲を超過 | 「治具を◯%にスケール」ボタン、または大きいプリンターを使用 |
| 薄い壁 | 警告/重大 | 推奨肉厚より薄い箇所。強度不足の恐れ | クリアランスを「ゆるめ」に変更、または治具を大きく(自動修正なし) |
| サポートが必要な面 | 情報/警告 | オーバーハングでサポートが要る面 | スライサーで「サポート」を有効に。印刷向きの変更でも改善(自動修正なし) |
| ベッドへの接地 | 警告 | 接地面積が不足。剥がれ・反りの恐れ | スライサーで「ブリム/ラフト」を有効に。治具を大きくする(自動修正なし) |
| 印刷時の反りリスク | 情報 | 底面が広く薄いと端が反りやすい | 「底面に反り防止溝を追加」ボタン+スライサーのブリム/ラフト(印刷自体は可) |
| 鋭い角 | 警告 | 応力集中で破損しやすい鋭角 | 印刷後にヤスリで角を丸める。構造上避けられない箇所は許容(自動修正なし) |
★=STEP書き出しが停止する判定。STLでの書き出しをご利用ください。
判断の目安: 赤は可能なら修正してから印刷、黄は品質・強度に注意して印刷可、青は印刷を妨げません。
警告は無視して印刷してもいいですか?
重大度は赤(重大)・黄(警告)・青(情報)の3段階です。黄・青は注意のうえ印刷できますが、赤は可能なら修正してください。
G. 写真から治具(Photo)
写真から治具を作る手順は? 撮影の準備は?
台紙の上に置いた工具を撮影して治具を作る機能です(4ステップ)。撮影面の準備と撮影のコツがあります。
「工具のシルエット/輪郭を検出できません」と表示されます。
撮影環境を見直すと改善します。
- 暗色(濃い色)の台紙を使う。
- 工具を撮影領域の内側に収める。
- 十分な明るさで撮り、影や強い反射を避ける。
- 台紙四隅のマーカーがはっきり写っていることを確認する。
それでも検出されない場合は、手動トレースに切り替えて輪郭を指定できます。
「マーカーが見えるように」「マーカーが不足」と表示されます。
台紙四隅のマーカーがはっきり写るように、台紙全体を撮り直してください。一定数のマーカーが見えないと位置を確定できません。
H. トラブルシューティング
アプリが起動しません。
OS別の確認手順をご案内しています。
動作が重い・落ちます。
スペックの確認と、STEPなど重い処理の待ち時間をご確認ください。改善しない場合の対処も記載しています。
I. サポート
困ったときの問い合わせ先は?
support@fabriai.co.jp(平日 9:00–18:00)。ライセンスの発行は1〜2営業日です。